大塚ムネトの超不定期日記(2005年5月) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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昼から東京へ。今日はギャラクシー賞の授賞式。去年1年間で放送された番組の中から選ばれた番組が表彰されるのだ。すでにラジオ部門8本の中に選ばれたことは書いたが、いよいよ今日は大賞と優秀賞が発表される。もちろん「全国の中で8本に選ばれる」だけでも名誉なことだが、もらえるモノならもらいたいし・・・ねぇ。 そしていよいよ発表。 ボクらが作った番組は「優秀賞」を受賞した。ディレクターの話だと、マスコミ関係者の間ではギャラクシー賞というのはかなり名誉ある賞とのこと。そんな権威ある賞で、「地元を追求したギンギラらしいドラマ」が評価してもらえたのが嬉しい。 授賞式の後は記念パーティへ。選んでくれた委員の方々が、わざわざボクらを見つけて、「良かったよ」と感想を言ってくださったので、またまた感激する。あと、嬉しいと言えば、ワールドビジネスサテライトの小谷真生子キャスターを間近に見れたこと(他にも、役所広司、和久井映見などそうそうたるメンバーが出席していた)。小谷さんはボクの「心のアイドル」。立食パーティの時、横を通ったんだけど・・・声をかける勇気がなかったなぁ。あードキドキした。 一緒にドラマを作ったディレクターは、今は東京のドラマ部で朝ドラを作っている。「せっかくだから」と言うことで渋谷のスタジオで撮影見学。ちょうど朝ドラと大河ドラマの収録中だった。しばらく見学して、近くの居酒屋でお祝い会をして渋谷のホテルへ。福岡からの移動に始まり、今日は1日が長かった・・・まあ楽しい事ばかりだったからいいんだけど。 そういえば、苦労して脚本を書いていたのが、ちょうど去年の今頃だったなぁ。 |
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「自分の耳の中を見ながら耳掃除が出来る」という耳かきを衝動買いしてしまった。 「イヤースコープG2」http://www.coden.co.jp/earscope.htm オープン価格となっているが、ボクが買ったネットショップでは1万円ナリ。で、さっそく試してみたら、本当によく見える。「自分の耳の中を自分で見る」と言うのが何とも不思議な感じで楽しい。よー考えたなぁーこんな商品。 おかしいのは周りの反応。買った事を話すと、「また、そんなモノに1万も使って・・・」とあきれるくせに、必ずその後に「あ、だけど、ちょっと見てみたいなぁ。今度貸してよ」とくる。うんうん、そうだろう、そうだろう・・・あったら気になるよねぇ、見たいよねぇ。ボクもその好奇心に負けてしまったわけだし。 「じゃあ自分で買えば」と、ちょっと意地悪な事を言うボクだった。 |
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今日は一日家で原稿書き。23日に取材した太宰府の原稿をまとめながら、別件の原稿の校正など。太宰府園で撮影した写真があがっていたので、どれを使うかを考えながら文章をまとめていく。メインカットを最初は「ボクと今村さんのツーショット」にしていたが、「太宰府園をバックに一人で微笑んでいる今村さん」の写真がグッと来たので、差し替える事に決めた。 今回のギンギラ新聞のタイトルは「チビッコと共に半世紀」。48年間チビッコの笑顔を支えてきた今村さんが主役だ。 |
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今日は我がチームの試合日。早起きしてユニホームの準備をして・・・と、なんだかイヤな予感がしたので南河内の公演スケジュールを確認「ぎゃー!明日の日曜日は公演がない!!」。そう、今日は野球で大暴れして、明日観に行くつもりだったのだ。慌ててチームの幹事にお詫びの電話をかけて、芝居を見に行く事に。しかし危なかった。盛り上がってトークしておきながら観損なっていたら、内藤さんに申し訳ないもんね。 まずは昼にピクニックで東京物語の取材を受けてから西鉄ホールへ。後ろの席に座って開演を待つ。西鉄ホールで芝居を観るときは、いつもギンギラで使っているホールを、「どう使うのか」空間全体を把握したいので、後ろの席で観る事が多い。「今回は静かな芝居だから」と内藤さんは言ってたけど、いえいえ、いつものように「身近なところから始まりダイナミックに展開する物語」にしびれましたよ。演出モードのボクは「ずるいよなぁ」とか「うまいなぁ」なんて思いつつ、観客として楽しんだ。 終わったあとは秋のイベント打ち合わせでお茶する。 |
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去年ボクが脚本を書き、ギンギラのメンバーも出演したラジオドラマが「ギャラクシー賞ラジオ部門」を受賞した。まず去年上期の8本に選ばれて、そのあと下期の8本とあわせた16本から選ぶ8本に残ったのだ。これで「ノミネート」と言う事になるらしい。5月31日にある授賞式で、さらにこの8本から大賞1本と優秀賞3本が選ばれる。 31日まで秘密かと思っていたら、もうNHKFMの番組ガイドに「ギャラクシー賞受賞につき再放送」と発表されていたので、この日記でも発表する事にした。なお、東京で開催の授賞式にはボクも出席する事になっている。 |
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小学校の時、図書館にお気に入りの本があった。題は「ふしぎ博士のふしぎな発明」。昔の人が考えた珍発明を集めた本で、小学生のボクはページごとに載っているイラストを眺めて、どうしたら実現するだろうかと空想するのが大好きだった。図書館に通っては、この本を何度も何度も眺めていた(まあ、当時から引きこもり気味だったし)。 この本をもう一度読みたいボクは、定期的にネットで検索していた。他にも何冊か欲しい本があったので、あわせて月イチぐらいで検索を続けて・・・。探し始めて1年ぐらいになるが、他の本は次々見つかるも、どうしてもこの「ふしぎ博士のふしぎな発明」だけが見つからなかった。でも、なんとしても読みたいボクは諦めずに検索を続けていた。 そして、ついに静岡の古本屋に在庫を発見!速攻注文して、ようやく手に入れる事が出来た。本の背表紙を見ると昭和47年発行とある。と言う事は小学校3年の時に出会ったのか・・・23年ぶりにやっと再会が叶ったよ。 今日は1日中この本を眺めていた。 |
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夕方からギンギラミーティング。今進めているマル秘計画の進行状況を報告して、みんなでドキドキソワソワする。もし実現したらきっとみんなビックリするだろうなぁ・・・この話はまだ秘密なのでここまで。 ミーティングのあとはじゃんくうへ。今日は南河内の内藤さんと地元演劇人で交流会をやっているのだ。ちょっと顔を出して帰るつもりだったが、内藤さんと「作家の方向性について」で、話が盛り上がったので、そのまま最後まで参加。 終わったあとは、西鉄ホールの中村さん、クロックアップの川原君、ボクの3人で、ファミレスへ。「どうすれば演劇人口が増えるだろうか」という話で盛り上がる。 |
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まずは衣装の打ち合わせ。プラン担当のとまとママが描いてきたスケッチを見ながらみんなで相談。過去に2回上演しているが、衣装・舞台装置のどちらも「そぎ落とす方向」で作っていたので、今回「どんどんイメージをふくらませて衣装や舞台を作り込む方向」で進んでいるのが楽しみで仕方がない。 打ち合わせのあとは稽古。前回同様「まあ軽くプレ稽古で・・・」と言いつつ、結局ラストシーンまでしっかり動きながらの稽古。まだ本稽古が始まっていない段階(本稽古は13日から)で、すっかりラストまで確認してしまった。演出からは本稽古初日にセリフを覚えてくるようにと注文が出ているので、あとは自宅で特訓だ。 稽古のあとはFPAPの高崎君と打ち合わせ。演出の泊君から「何人か出てくる場面を作りたい」と要望が出ているので、若手に協力してもらえないかを相談。 |
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今回のコンパスは太宰府園の特集。昭和32年の開園以来ずっと太宰府園で働き、この春退職された今村さんという女性の方に話を聞いた。すごいよね。48年間も太宰府園と共に歩んできたなんて。小さい頃何度も行っていたから、きっとボクも今村さんにお世話になったんだろうなぁ。 全盛期に比べると客足は落ちているが、今でも幼稚園のちびっ子たちには人気とのこと。確かに大きくなると物足りないかもしれないが、小さな子供たちが「初めて出会う遊園地」としては十分じゃないかと思う。 スペースワールドも力尽き「九州のテーマパークが総崩れ」と言われている中、なんと太宰府園は黒字経営を維持している。「小さな子供たちのための遊園地」と言うスタンスを守り続ける事で、長年愛され続けているのだ。 |
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「ピッキングに弱い旧型」だった玄関の鍵を取り替える。新しい鍵はだいたい1万円ぐらいだが、業者に頼むと手間賃込みで2万円と倍近くかかってしまうので、自分で鍵を買ってきて取り替えに挑戦した。まあ、挑戦と言っても、実はすごく簡単な作業なので、10分もかからないうちに終了。 まず、ドアの内側にある鍵本体のネジをゆるめる。うちのタイプはたった1本のネジで留めてあるだけなのですぐに外れた。驚くほどあっけなかったが、あくまでも「進入を防ぐ」のが目的だから、内側からは簡単にはずせるようになっているようだ。次に、はずした本体についている旧型のシリンダー(ドアノブの中心にある鍵穴の部分。円筒形をしている)を買ってきたシリンダーに取り替える。で、終了。ね、簡単でしょ。 |
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立ち上がるレッサーパンダの話題で持ちきり。「実はうちのも立ちますよ」と、各地の動物園が名乗りを上げている。福岡市動物園も、ちょっとだけ立つような事を毎日新聞で答えていた。ただし動物園関係者のコメントが、「飼育員が近付くと立ち上がり、こちらを見守る。私たちが動かずにじっとしていると、そのまま立って待ち続けてくれるのでは・・・」と、微妙なニュアンス。「そのまま立って待ち続けてくれるのでは・・・」ってどういう事?つまりは立ち上がるのは一瞬てこと? 「それを立つと言うのか?」と思うけど、まあ、それは言わない約束で。 動物園の経営はどこも大変で、福岡市動物園も補助金に頼っているのが現状なのだ。もちろん、ただ補助金を当てにするのではなく、夜の動物園やサポーター制度など色んなイベントを仕掛けて頑張っているが、残念ながら赤字の解消までは至っていない。だから、「元からずっといる動物」でお客様が来てくれるのなら、こんなに助かる事はないのである。 この際、「福岡市動物園のレッサーパンダが赤字解消を目指して立ちあがった」ということで。 |
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お客様から「引っ越しましたので、今後は新しい住所に案内を送ってください」と、引っ越しお知らせハガキが届いた。ギンギラには、こうした住所変更を知らせる手紙がよく届く。 これって、お客様が「今後も見たいから知らせてね」とわざわざ言ってくれてるわけなので、とてもありがたい。 どうでもいい相手だったら、引っ越し先なんて知らせないでしょう。だから本当に嬉しい。ギンギラはこういうお客様に支えられているのだと思う。 |
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今日と明日が急にオフになったので、存分に家に引きこもる事にした。好きな曲を聴いたり映画を見たりして脳みそをリラックスさせて、脚本の構想を練る。で、ひらめくままにイメージをメモに書き留めていく。 とくに締め切りに追われているわけではないので、次回作(まだ秘密)だけでなく、思いつくままに「頭の中の舞台」で色んな芝居を上演していく。 現実的な事は後回しの想像の舞台では、1000人が「500人VS500人」の大立ち回りをやっていたりと、本当にやりたい放題。この作業が一番楽しいかな。 |
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「雑誌や新聞の切り抜き」の整理に追われている。記事を分類しながら、次回作の構想を練るのは楽しい作業なのだが、さすがに多すぎてちょっと大変な事になっている。資料なので「捨てる」というわけにもいかないし・・・。「資料の電子化」しかないのかなぁ。でも、すべてをスキャナーで取り込もうとしたらそれこそ大変な作業になりそう。ああ、一体どうしたらいいんだ! 結局、いつものごとく「なんとなく仕分けして先送り」となりそうで怖い。早く本格的に整理しなければ。 |
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6月からの本格稽古を前に、今月2回ほど稽古がある。今日はまず朝日新聞の取材を受けて、軽くスタッフ会議。感動したのが、美術プランナーさんが作ってきた1/48サイズの舞台模型。これが忠実に作ってあって見事としか言いようがない。「今回はスタッフも頼りになる方が集まっているなぁ」と改めて思う。 打ち合わせの後、16時過ぎから18時半まで稽古。本格稽古は6月からで、今日はあくまでも予備稽古との事だったが、始まってしまえば関係ない。出だしこそ、「まあ軽く脚本を読みましょうか」なんて感じだったが、すぐに「動いてみましょうか」と演出から指示もでて、約2時間みっちり稽古する。はやくも本を離しながら半立ち稽古みたいになってて自分でも驚く。張り切りすぎはわかっているが、つい嬉しくてねぇ・・・。 ああ、来週の稽古が待ち遠しい。 |
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中学3年の時、クラス対抗の壁新聞コンテストがあった。ボクが編集長となって自分のクラスの新聞を作ったが、その時にお手本にしたのが「シティ情報ふくおか」だった。「ふくおか」と言えば、ボクらが中学生の頃は「高校生や大学生が読んでいる憧れのタウン誌」だったのだ。 小郡中学校だったから、タイトルは丸文字で「おごおり」にして、メインの記事は町のお店紹介。「○○商店は、アイスがよく当たる」とか、「××ラーメンが一番おいしい」とか、中学生なりに興味があるお店を取材して書いた。作っているときの合い言葉は「ふくおかみたいな、かっこいいタウン誌風にしようぜ」。大きな模造紙をいくつものブロックに分けて、とにかく紙面をまねした。 コンテストではボクらが作った壁新聞が1番になった。 高校時代、初めて劇団のまねごとをして公演をしたとき、ボクらの情報を載せてくれたのは「ふくおか」だけだった。活字で自分たちの名前が出ているのを初めて見たときは嬉しかったなぁ。 9月の復活を信じたい。 |
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今から4年前に「誰が幸せでショウ」と言う短編を書いた。登場するのは、ウズベキスタンの反政府ゲリラと、インドのストリートチルドレンと、お気楽な日本の女子高生。それぞれの生活を比較しながら「果たして幸せとは何だろう」というのを描いた作品だった。 まさに今、反政府暴動が起きているところなので、どうしてもこの短編を思い出してしまう。狂言回しとして登場する司会者が、容赦なく軍人に撃ち殺されるというかなりブラックな展開だったけど、今回の現実の方がひどいよなぁ。 |
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たとえば・・・ある場面で悪役が見事な死にっぷりを披露してくれた。絶妙な一瞬のタメがあって、その後にがくっと死ぬ。これがすごく見事だった。で、終わった後に「今日の死にっぷりは良かったね」と声をかけたら、その役者いわく「いや、あれは、たまたま自分の袴を踏んで転びそうになっただけなんです。いや危なかったですよ・・・」。もちろん楽屋は大爆笑となった。 結果オーライのハプニングと言えば、夜公演ですごい事があった。本来2人で会話しながら登場する場面で、なんと一人が登場しなかったのだ!直前で1人スタンバイしていない事がわかり裏は大騒ぎになったが、もちろん、舞台上の役者たちはそんな事とは知らないのでいつもの通り芝居を進めていく。結局もう一人が見つからないうちに、問題の「2人が登場する場面」になった。直前まで泣きそうな顔をして一人でスタンバイしていた役者は、覚悟を決めた表情になって、きっかけ通りに舞台に飛び出していく。 で、どうしたと思う? なんと「2人分の会話」を独り言として、何事もなかったかのように芝居を進めたのだ!あまりに見事に切り抜けたので、ちょっと感動したなぁ。と、色んな事が起きているうちに2日間の公演は無事終了。 バラシが終わって夜11時から打ち上げ。たぶんボクが一番大声を出して騒いでいたと思う。2次会でも騒ぎ続けて気がつくと朝の5時になっていた。ホント久々に騒いだよ。 |
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会場が広い事もあって、いつも以上にコテコテメイクでいく事になった。ひげを白くして、目の下に隈を書いて、自分の皺にラインを入れて強調する。だんだん出来上がっていく顔を見ながら、実際自分が歳をとるとこうなるのかなぁと、微妙な気分。「爺メイク」の出来がよかったという事にしとくか。 プロローグの立ち回りをしくじる事もなく、ちょっとしたくすぐり場面ではちゃんと場を和ませたし、自分の役割は果たしたかな。 終わった後は何人かで飲む。「お客様にはバレていないが、実は色々起きていたハプニング」を告白しあって大いに盛り上がった。 |
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小屋入り3日目。舞台は2段舞台になっているので、稽古場でも見事だと思っていた立ち回りが「より立体的に」展開する。これがカッコイイ。丹下左膳役の次賀くんはもちろん、今回柳生十兵衛役の奥薗くんがまた見事な立ち回りを見せてくれる。キャラとしてもボクはこの十兵衛がお気に入り。強烈な存在感があるんだよねぇ、うん。左膳との好敵手ぶりもいいし。 あと、忘れちゃいけないのが、若手たちのがんばり。主役の左膳がかっこよく立ち回りが出来るのも、斬られる側がいるからこそ。今回、若手たちは男女関係なく、楽屋で休む暇もなく次々着替えながら場面を支えている。うん、ようがんばっとるよ。 みんなの想いが明日からの本番で一つになるように、ボクも自分のポジションをしっかり果たしたいと思う。 |
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役者は午後から会場入り、舞台はほとんど完成していた。さっそく2段舞台の上段にあがってみたが、これが思った以上に高い。ボクの立ち回りは上段を使う事になっているので、相手役と何度も位置を確認し「安全な範囲内でありながら、激しく動いているように見える作戦」を立てる。 稽古場である程度は位置を把握して動いていたが、やはり実際の舞台じゃないとわからないこともあるので、立ち回りを中心に動きを慎重に確認していく。 |
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今回使う少年科学文化会館は、福岡地区の高校演劇が長年地区大会で使っている会場。ボクも今から23年前、演劇部の時にここの舞台に立った。ものすごく遠い彼方の記憶だったが、会場に入ると、いろんな場所で、いろんな事を思い出す。 「ほとんど芝居を観ないで、ロビーの長椅子で女の子としゃべっていたなぁ」とか、「客席の一番後ろで女の子としゃべっていたなぁ」とか、「舞台の上手そでで女の子としゃべっていたなぁ」とか。あれ、女の子としゃべっていた事しか覚えてないぞ!・・・まあ、何しろ男子校だったんでね、大会で女子に囲まれるのが楽しくて仕方なかったわけですよ。 そんな「恥ずかしい記憶」がよみがえる小屋入り。 |
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6月から東京物語の稽古が始まるが、これを公開しようという話になっている。ボクとしてもいろんな人に観てもらって稽古する方が緊張感があっていいので大歓迎。 ちょうどFPAPの高崎君からも「見学ツアーを組ませてもらえませんか」と頼まれていたのでOKのメールを出す。 今日は6月からをワクワクしつつ、SAZENの通し稽古。 |
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昼から市民会館で稽古。事務所の横の階段を上がって稽古場に行こうとしたら、「嘉穂劇場観ましたよ」と、スーツ姿の男性に声をかけられる。聞けばこの方は東京の人で、たまたま大ホールであったイベントに出張で来ていたとの事。偶然ボクを見つけて声をかけてくれたのだった。いろいろ話しているうちに、この方がコンドルズHPのWeb担当イラストレーターさんだと言う事がわかる。なるほど、コンドルズつながりだったのかと納得。 というわけで、「アオキさん、ちゃんと出会いの事を書きましたよ」。 なお、アオキさんは「ギンギラ太陽’sを嘉穂劇場まで見に行く」と題したイラスト満載のHPを作ってくれている。これ必見!http://www.asahi-net.or.jp/~rh8t-aok/gin/gin1.htm 今日は深夜のBSでもコンドルズを放送していたし、偶然が重なるなぁ。 |
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さかえ屋さんの店頭で、ひよ子侍DVDを販売してくれる事になった。制作から聞いた話では、さかえ屋さんの店舗に自社製品以外が並ぶのは初めてとの事。他の会社のお菓子も登場する作品を快く販売してくれるなんて、なんと懐が深いんだろう。 商品を置くのが限られた店内は、ほんのちょっとのスペースでも利益を生み出すための貴重な場所。その場所を提供してもらえるなんて、本当にありがたい。早速ギンギラメンバーに、この事がいかにありがたいかを説明。 |
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今日は「SAZEN」の通し稽古。通して改めて「何でもアリの芝居だなぁ」と感心する。 ギンギラも一つの芝居に、即興っぽい場面から新劇っぽい作り込んだ場面まで何でもアリにしているが、脇坂さんが作る世界も、時代劇のスタイルをとりつつ、かなり自由な発想で作品が出来ている。 役者をやるときには必ず書く事だが、今回は「脇坂ワールドの住人」として存分に生きたいと思う。 |
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結局ボクの立ち回りは、「自分の杖を刀がわりにして敵と戦う」オープニングだけになった。最終的に決まった手数は17手。一カ所だけなのは残念だが、まあ大好きな立ち回りが出来るんだから良しとするか。 しかし、嘉穂の時はしゃもじで戦い、今回は杖と、なかなか刀にたどり着けない。今度やるときは是非「刀の立ち回り」もやってみたいものだ。 今回ボクはやらないが、芝居には「刀対刀」のかっちょいい立ち回りが何カ所も登場する。これは見物ですよ。 |
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天神を歩いていたら、横から「おばあちゃんが乗った自転車」が飛び出してきた。よけようとして転びそうになったボクなんかお構いなしに、目の前に自転車を止めようとする。 ここで事件が起きた。 なんと自転車から降りようとしたおばあちゃんのスカートがサドルにひっかかって、パンツ丸見えになってしまったのだ!目の前に飛び出してきただけでも驚いたのに、さらにおばあちゃんのパンツまで見せられて大ショック。あわててスカートを元に戻しながら周りを見回すおばあちゃん。で、ようやくボクが後ろにいる事に気がつき、まるで「あんたパンツ見たじゃろう」といわんばかりにボクを睨んで「もう!」とつぶやく。 えー!悪いのはボクか?ちょっと待ってくれよ!どっちかというと、というか絶対被害者はボクでしょ?なんでボクが「もう!」って言われる訳? 「もう!」って言いたいのはこっちだぞ。 |
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朝から西鉄本社に集合して準備。昼からは約50人の社員と共にスタート地点の冷泉公園に移動。例年雨が多いどんたくだが、今年は気持ちいいぐらいの青空。で、心配なのが暑さでバテてしまわないかという事。去年よりも動きのある踊りなので、とても踊り続けるのは無理。スタート前に「途中、休憩がてら手を振りながら歩くパートを作る」という事を確認してからのパレード開始となった。 が、観客でいっぱいの沿道に出たらみんな気分が盛り上がったようで、休むはずのパートになっても全然休もうとしない。というか、超ノリノリで踊っている。最初は「休みだよー」と止めようとしたボクだったが、せっかくみんな盛り上がっているので、急きょ作戦を「えーい、踊りたいなら全部踊ってしまえ作戦」に変更。ボクも覚悟を決めて踊り倒す。おかげでゴール地点に着いたときには、みんな汗だくでぐたぐたになっていたが最高に気分がよかった。 終わった後は今年もじゃんくうで大打ち上げ。ビールがうまかった。 |
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イムズホールで東京物語の取材。「イムズクリップ」に載るとの事。取材の後はしばらく舞台の上で声を出したりして、「何となく芝居のイメージ」を確認する。試しに自分の長ゼリフを言ったら、全部覚えていた事に自分で嬉しくなる。約10年ぶりだが、大好きな芝居なのでちゃんと残っているのだ。 演出の泊君は、集まりがあるごとに演出アイデアを持ってきてくれるのだが、これがワクワクするモノばかり。とまとママとボクは毎回驚かされている。もちろん今日も新たな案が登場! 「泊版東京物語」に参加するボク自身もすごく楽しみ。 |
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昨日の夜にタマネギを切っているとき、まな板から床に落ちたタマネギを拾い上げて驚いた。「うわーゴミだらけ!」。埃がびっしりついて、白いタマネギがグレー色になっていたのだ。そういえば、全然掃除をしていない。台所が「材料置き場」になっていてほとんど使わないのが原因だが、さすがに汚すぎるだろうと大掃除を決行することに。 急きょ今年のゴールデンウィークは、「掃除と稽古」がテーマになった。 で、張り切って掃除を始めたが敵も然る者、何年間もこびりついている汚れなので、いくら力を入れてこすっても全然とれない。力任せはやめて、ネットで「大掃除のコツ」を検索。科学的なアプローチで攻める作戦に変更・・・と、すぐに遊びみたいになってしまったが楽しくやらないとつまんないし・・・。何とか台所はピカピカにしたところで稽古へ。 しかし、台所以外も、忙しさにかまけて全然掃除をしていなかったので、ゴールデンウィークだけでは終わらないかもしれない。 |