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大塚ムネトの超不定期日記(2002年9月)
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2002年9月30日 コラム取材

今回は箱崎にあるオーダーシャツの店「幣(パオ)」を取材。なんとこのお店は「エリック・クラプトン」をはじめ世界的なミュージシャンの為にシャツを作っているすごい店なのだ。

大物ミュージシャンンがシャツを作るようになったきっかけとか、オーダーシャツの良さなどを取材させてもらった。クラプトン直筆の注文表もあったりして「おお!本人のサインだよ!」と興奮してしまった。(注文表をチラッと見せてもらったが、クラプトンの首周りは39センチだった。「・・・だからどうした」とつっこまれても困るけど・・・)

ここのシャツのウリは「とにかく動き心地がいい事」。上半身の寸法を測るだけじゃなくて、なんと相手の筋肉の動きまで考えてシャツを作るそうだ。ちなみにオーダーシャツは1万円から作る事が出来る。で、全く同じシャツをもう1つ作ると「生地の裁断が2枚分まとめて出来る」ので、2枚で1万2千円でいいんだって!これだったら1枚あたり6千円!6千円で自分にぴったりのオリジナルシャツが出来るんなら安いよなぁ。

2002年9月29日 だから、となりは海だって!

昨日のスタンプ作業のおかげで、両肩がパンパンになっている。はんこを押すだけで筋肉痛になるとは・・・ちょっと情けない。

情けないと言えば、「ダメダメシーガイアのオーシャンドーム」が今日で休業になる。総工費は約400億円、「世界最大のプール」としてギネスブックにも載ったりと、出来たときはかなり話題だったのに・・・。壊すお金も無いのでしばらくはそのままにしておくとの事。

だいたい、海のそばに「世界最大の人工波プール」を作るなんて、最初から間違ってるよなぁ。「人工波?そんなの海に行けばいいジャン」って話になるでしょ普通。

2002年9月28日 みんなでDMの作業

昼からDMの作業。「チラシと挨拶文を封筒に入れる」「送り先のラベルを貼る」など、お客様への公演案内はメンバーで作業している。脚本の追いこみ時期と重なってる事が多くていつも参加できていないボクだが、今回はしっかりDM作業に参加。

ボクが任された仕事は、封筒の表側に「料金別納郵便」のスタンプを押すというやつ。「スタンプをポンと押すだけならラク」なんて思ったら大間違いだった。最初のウチはみんなとワイワイやりながら押していたが、さすがに1000枚を超えたあたりから肩が痛くなってきた。(スタンプ担当はもう1人いたが、そっちもヘロヘロになっていた。)スタンプを左手に持ち替えたり、時々転がって柔軟運動したりしながら何とかこなす。

今回は全部で5000を超える案内状を発送する事になっていたので「もしかしたら1日では終わらないかも・・・」と心配していたが、みんなで頑張った甲斐あって今日1日で作業は終了。

2002年09月27日 幸せって・・・「きょうのわんこ」より

脚本執筆中は徹夜で書いて、フジ系の「めざましテレビ」を見てから寝るという生活パターンが多い。(寝る前にめざましってのさびしいものがあるが・・・)この番組の中に、全国各地で暮らしている犬を紹介する「きょうのわんこ」というコーナーがある。今朝は「きょうのわんこスペシャル」と題して、これまで登場した犬の「その後の様子」を放送していた。で、「ある野良犬のその後」が紹介されたが、これには考えさせられてしまった。

その野良犬が初めて登場したのは4年前、その時は「滋賀県のある町で暮らす野良犬」として紹介されていた。でも、野良と言ってもつらい暮らしではなく、町内には「ごはんをもらうところ」「昼寝するところ」「遊ぶところ」と決めた家があって、それぞれの家を気ままに周りながら楽しそうに暮らしている犬だった。しかも「遊ぶところ」と決めている旅館には「好きなメス犬」が飼われていて、飼い主公認のカップルとして遊びまわっていた。

この犬をはじめて見た時、なんて素敵な生きざまなんだろうと、「うん、オレも犬だったらこうありたい」と、真剣に思ったもんね。

この「男のロマン全開の野良犬」のその後も放送されたが・・・なんと、いまでは旅館の飼い犬になっていて、その上お気に入りだったメス犬との間には6匹もの子犬が生まれていた!

最後のシーンではみんなで散歩していたが、いまでは首輪をつけられひもでつながれている「元男のロマン代表」は、「とうとう捕まえたわよ」と言わんばかりに先頭を切って歩くメス犬の後ろをとぼとぼ歩いていた・・・(ボクにはそう見えた)。

2002年09月26日 テレ東系の「木曜洋画劇場」に「ファーゴ」が登場。

この映画に「気が弱いダメ男」役で「ウイリアム・H・メイシー」という俳優が出演している。この俳優、この手の「気が弱いダメ男」を演じさせたらハリウッドで1番じゃないかと思うぐらい見事なだめっぷり。

この映画を見て以来ボクはすっかりファンになっている。以前雑誌に「ハリウッド版のび太」と題してコラムを書いたほどだ。

ただし、「ウイリアム・H・メイシー」が演じる「リアルのび太」の世界には当然の事ながらドラえもんは登場しない。どんなに窮地に追い込まれようが、1人で解決しないといけないのだ。

まあ、そこが悲劇(映画的には喜劇)となるわけだけど・・・。

2002年09月25日 芝居を作る上でまずやる事&兜(かぶと)

今日は稽古の日。まずは、新しく追加する場面のイメージを話してから読みあわせへ。

大体のキャスティングは決まっているので、今日からは読みあわせをしながら「それぞれのキャラ」を細かく探っていく。芝居を作るうえで「役者と演出が共通のイメージを持つ事」はとても大切なので、まずは細かく注文を出しながら「共通のイメージ」を探っていく。

稽古の合間の休憩中に、コンビニで新たな食玩を発見!その名も「激戦 兜(かぶと)コレクション!」250円。なんと時代劇の合戦シーンに出てくる兜までオマケとして登場。思わず1個買ってしまった。これがまたスゴクよく出来ている。

しかし、兜とは!食玩の世界がどんどんディープになっていくなぁ。

2002年09月24日 人形講座でのボク

作業中は集中しているのでほとんどしゃべらない。どうかすると、講座が始まる前の「こんにちわ」と終わりの「さようなら」ぐらいしか言葉を発しない事もあるぐらい「ひたすらに粘土と格闘」している。われながらすごい集中力。(ただし、この集中力は「好きな事」だけにしか発揮されないので、残念ながら日常生活ではあまり役に立っていない。学校の先生にも「大塚!その頑張りをどうして勉強に生かせないんだ!」と、よく怒られていた・・・。)

ところが、きょう隣の人が何げに「食玩おもちゃ」の話を始めた。で、なんとなく作業がひと段落ついていたボクは、つい会話に参加してしまった。「しまった!」これまでほとんどしゃべっていなかったのに、初めての会話が食玩の話とは!「そんな人」って思われてしまう。

まあ、実際「そんな人」なんだからいいか・・・。

2002年09月23日 「よど号ハイジャック事件」の再現ドラマが今日放送

事件が起きたのは1970年、ボクが5歳の時のことだった。5歳のボクには事の重大さまでは理解できなかったが、事件が起きた日にテレビが「動かない飛行機」をずっと放送していた事だけは覚えている。で、テレビ中継されている空港の様子をずっと見ていた両親に「つまんないから他の番組を見せてくれ」とダダをこねていたような気がする。

「翼をくださいっ!」の脚本を書くために取材していたとき、福岡エリアを担当する管制官たちの手記を集めた記録集を読んだ事があるが、この中に「よど号事件のときに管制を担当していた人の手記」が載っていた。その手記に、「どうする事も出来ずに福岡空港(当時は板付空港)から飛び立って行くよど号を、管制官たちが泣きながら見送っていた。」と書かれていたのがスゴク印象に残っている。

残念ながら、今日放送の再現ドラマの中では、福岡空港でがんばっていた管制官たちのことはほとんど描かれていなかった。

2002年09月22日 大好物なんだけど・・・

「紀文の調整豆乳」(黄緑色の小さな紙パックのやつ)をよく買って飲んでいる。ボクはコクがあって美味しいと思っているが、周りからは「うわ!豆乳だ!よく飲めますね・・・」と、かなり評判が悪い。

なんでだろう、美味しいのに。

250mlの紙パックのヤツでは量が少なくて物足りないと思っていたら、近所のスーパーで「紀文の豆乳ジャンボサイズ」を発見!これが本当にデカい。大好きなボクでもその大きさに一瞬ひるむほど。

パッケージもそのままで1リットルサイズに大きくなった、「もういくら飲んでも無くならないぜ!」と言わんばかりのとても頼もしいヤツ。

もちろん買いましたよ。

2002年09月21日 もちろん今日も脚本の作業をがんばりつつ・・・(だからホントだってば!)

やっと「オースティンパワーズ・ゴールドメンバー」を観る。かなり楽しみにしていたのだが・・・今回は、どうも自分に合わなかった。いつもなら(欠点を補って余りあるぐらい)大好きな場面が多いのだが、今回はなんとなくひいてしまう場面のほうが多かった。だいたい、この映画のどこに160億円も使ったんだろう?

映画を観る前に買ったジェームズ・ホーナーの新譜(ウインドトーカーズのサントラ)もイマイチだったし・・・何か今日は期待はずれが多い。なんかモヤモヤした気分。

深夜0時45分からBSで放送の「ドキュメンタリー・スタンリーキューブリック」を見て、引き続き放送の「博士の異常な愛情」を見る。5時間ぶっ続けで「キューブリックの世界」にどっぷりつかる事が出来たのでスゴク幸せ。ようやく、「期待はずれのモヤモヤ感」が解消。

2002年09月20日 脚本を書きつつ・・・(ホントだよ)

こればっかりと言うのもつらくなってくる。息抜きにゴジラ最新作をレンタルで見た。これ「かなり出来がいい」という評判だったので気にはなっていたのだが、ゴジラシリーズに全然期待をしてないので劇場には行っていなかったのだ。(同時上映がハム太郎ってのも行く気が無くなった理由だけど・・・)。

これまでのゴジラ映画って、画にも工夫が無いし、スト−リーは子供だましな上に破綻しまくってるし、映画を作っている連中の愛情や熱意がぜんぜん感じられなかったから嫌いだったのだ。「とりあえず作りました、みたいなミニチュアセットの中で着ぐるみの怪獣がダラダラプロレスごっこをしているだけ」って感じなんだもん。

「どうせ今回もダメだろう」と諦めつつ見ていたのだが・・・これが、本当に面白かったのでビックリしてしまった。「初代ゴジラ」以外で面白いと思ったのは初めて!ストーリーも、まあがんばっていたし、なにより多くの場面で「俺たちはこんな画を見せたいんだ!どうだ、カッコイイだろう!」って作り手の思いが伝わってきたのが嬉しかった。もちろんハリウッド映画ほど予算が無いから、完成度がいまいちの場面もあるが「見せたい画」がわかるから許せてしまうんだよね。しょっぱなから出てくる宇崎竜童の棒読み演技だって、そのうち「これも役者の味かな」なんて思えてきたし・・・。

いつもはあまりのつまらなさに「途中早送りで」ガッカリしながら見ているゴジラ映画だが、今回は2回続けて見てしまった。

2002年09月19日 週刊シリーズ

今度は「毎週発行される本と部品を集めて、中世ヨーロッパの城を作ろう!」というのが登場。創刊号には「本物のレンガ」がついてるんだって!まあミニチュアサイズなので「本物と同じ材料を使ったレンガの部品」という事になるんだろうけど・・・。最近この「週刊シリーズ」が多いよね。なんだろう、今流行ってるのかな。

でも、流行ってるからってお城を作りたいか?うーん・・・・。

ちなみにボクは、週刊スターウォーズだけは毎週買っている。(他にもいくつか買ってたが挫折してしまった・・・)

2002年09月18日 ペー!

今日の大相撲「貴乃花VS朝青龍」は見ごたえがあった。上手投げで貴乃花が勝ったが、どっちが勝ってもおかしくない見事な勝負だった。

2人で土俵下に落ちたあと、先に立ち上がった貴乃花が朝青龍に「先に土俵に上がっていいよ」ってな感じで「手で合図した」のが印象に残った。そのときの貴乃花の顔がものすごくやさしい表情だったのだ。「さすが横綱!」って感じだった。

スロー映像が流れたので、そのときの表情をもう1度見ようと思ったら・・・たちあがった横綱の後ろに、なんかピンク色の2人組みが見える。1人は手をたたいていて、もう1人は写真を撮っている・・・・あれこの2人組は・・・

「うわ!、林家ペー、パーだ!」

勝負の余韻に浸ろうとしたのに台無しになってしまった。「濱マイクTV版」で、凄腕ヒットマンを演じていたときにも驚かされたが、まさかこんなところにも出てくるとは!

2002年09月17日 7年目の帽子

無印良品の野球帽を愛用している。1500円で売っている何の変哲もない普通の野球帽だが、なんだか気に入っていてずっとかぶっている。

だいたい1年ぐらいでヨレヨレになるのでそのたびに同じ帽子に買い換え続けて、とうとう今日からかぶるやつで7代目になってしまった。

3代目がヨレヨレになった時のこと、買い換えようとしたら店で売っていなかったことがあった。この時はあせった。お気に入りの帽子を失ってモヤモヤしていたある日、ネットのオンラインショップで売ってるのを発見した。

ボクは「こうなったら買えるときに買っておこう」と5つ注文した(もちろん4つは予備)。1つで1年使えるから、5つあれば5年は持つ計算だ。まあ、5年も同じ帽子をかぶっていたら飽きるかなと思っていたのだが・・・気がつくと、4つあった予備もとうとうあと1つを残すだけとなった。

「次は違う帽子を」と思っていたはずなのに・・・なんだかね、ここまでくると「もう、ずっとこの帽子でいいじゃないか」って気がしてきた。

販売中止が怖いから今度は10個ぐらいまとめて買っておこうかな・・・。

2002年09月16日 煮詰まったときは

脚本を書いていると、煮詰まることが何回もある。どうしても気の利いた台詞が浮かばなかったり、場面の運びのもたつきが解決できなかったり・・・そんな煮詰まったとき、ボクは「とりあえず、風呂に入る」ことにしている。で、このときに大事なことは「1つだけ考える問題を決めて風呂に入る」ということ。色々悩む事があっても、漠然と考えながら風呂に入るのではなく、「とにかく1つだけ解決する」という目標を立てて入浴する。

もちろん、その問題が解決するまで風呂に入りつづける!

これが、意外とうまく行くのだ。この方法で何度ピンチを切り抜けたことか。・・・まあ、たまに「いつまでたっても思いつかなくてのぼせる」とか「気がつくと入っていたお湯がすっかり冷たくなる(特に冬場)」なんて、さびしい結果になることもあるけどね。あと、締め切りの日とかは、1日に何回も風呂に入ってたりする。そんなときは、なんとなく海の生き物になった気分だ。

ということは・・・ボクの場合「締め切り前で苦しんでいるとき」が、1番体が清潔ということか。

2002年09月15日 脚本はこうやって書いてます。

今日はひたすら「新たな場面」の構想をまとめる作業。

まずは脚本に書きおこす前に思いつくアイデアを次々メモに書きなぐって、ざっと順番に並べておく。この方法だと、「とにかく思いついたところ」から作業できるので気楽でいい。難しいところは後回し(そのかわり、たとえ思いついていなくても「主人公の行動をお客様に納得させる動機」とか、考えないといけないポイントだけは、しっかりメモに箇条書きにしておく)。こうしてメモを並べれば、出来ていない部分があっても「ストーリー全体の構造」を把握しやすいし、全体が完成した後でもメモを差し替えることで簡単にいくらでも違うストーリーを検討できる。

ボクの場合、この検討の時間が1番長い。で、「キーになる台詞」とか「各場面」がすべて出来あがってからモニターに向かって脚本を打ち始めるようにしている。打ち始めるときにはもうだいたい脚本は出来ているかな。

2002年09月14日 稽古初日

まずは今後のスケジュールの確認をする。来年もいろんな企画(まだ秘密)が進んでいるので、まずはその報告。この話でしばらく稽古場が盛り上がった。うん、いい事いい事。

ある程度人数がそろったところで脚本の読み合わせ。前回のハプニングを「思い出し笑い」したりしながらの、にぎやかな読み合わせだった。

あと今回上演するにあたって「バクーでしか出来ない新たな仕掛け」をどうするか、みんなでアイデアを出しあう。いくつか面白いアイデアが出たので、これまでメモっていたネタと合わせて「新たな場面」を考える事に。

具体的なことは本番でのお楽しみが減るから書かないが、ちょっとだけヒント・・・新たに書き加える場面は「お客様を巻き込んだ、とてもひどいこと」がテーマになっている。うーん、なんかワクワクしてきたぞ!

2002年09月13日 いよいよ明日から稽古開始!

8月公演が終わってから何度となく「遊園地3兄弟」の脚本を読み直しているが、そのたびにいろんなアイデアが浮かんでくる。書きとめたメモもかなりの数になった。

今回は再演でいくことにしているが、せっかく前回と違う会場なので、なにか「バクーでしか出来ないこと」を新たに入れたいと思っている。

2002年09月12日 打ち合わせ三昧

西鉄ホールのNプロデューサーと打ち合わせ。来年3月の提携公演以降のスケジュールを相談する。(西鉄ホールは1年ぐらい前から計画を立てないとうまく日程が取れないのだ!)

久々だったこともあって日程の他に、最近の演劇事情、東京や大阪の劇団のことなど色々話す。「ギンギラが次に目指すのはなんだろうか?」なんて話もした。全国の劇団をプロデューサーの立場から見て知っているNさんと話すのはすごく参考になる。

その後は11月公演の取材でウォーカー編集部へ。ここでも「福岡の演劇って?」みたいな話で盛り上がった。「読者にとって必要な情報か?」という点に厳しい編集の立場からの意見は、耳が痛くもあったがもっともな話ばかりだった。

夜はギンギラ制作打ち合わせ。

2002年09月11日 ついにチラシ完成?

実際にプリンターで印刷してみる。こうして実際の大きさで手にとって見ると、モニターで作業していたときに気づかなかったことがわかる。さっそくミスを発見!やばいやばい・・・どうしてモニターで見てるときは気がつかなかったんだろう?ずっと作業をしながら見ていたので「間違い込み」で目が慣れてしまうんだろうか?

怖いので各方面にFAXを送って確認してもらうことにした。

2002年09月10日 チラシ&ついにバラバラ!

夕方までチラシの作業。やはり情報面に全部の情報を入れるのが無理っぽい。1番苦労しているのが「入場順位つき前売り券」についての説明。

8月公演のときに「いい席を確保するためには開場前に1時間以上並ばないといけなかった。」という状況になってしまい、アンケートにも「なんとかなりませんか?」と要望が出ていたので、今回から「入場順位つき前売り券」を導入することにしたのだが、何しろ初めてのシステムなので、どう説明したらお客様にわかってもらえるのか見当がつかない。小さくダラダラ説明を書くのは簡単だけど、それじゃあお客様が読みにくくて困るだろうし、かといって説明不足もまずい。

ローソンチケットの方に相談したら、「入場順位つき前売り券は、コンサートなどではよく使う方法なので、そこまで心配しなくてもお客様にわかってもらえるのでは」とのことだった。ちょっと気が楽になる。

夕方からはいつもの人形講座。ついに人形をバラバラにする日がきた。ある程度全体が出来たらバラバラにして中の粘土を削り、人形の内側を空洞にしないといけないのだ。必要な作業工程なのだが、バラバラにすることにものすごく抵抗がある。「ああ・・・せっかく作ったのに!」とドキドキしながらバラバラにした。内側を削った後で、ちゃんと元に戻せると良いんだけど・・・。

2002年09月09日 チラシ情報面

ここ数日、チラシ情報面のレイアウトで悩んでいる。今回は公演にあたっての変更点が多いので、情報を全部載せるのに苦労しているのだ。

今日から格納庫の解体作業が始まるのだが、ちょっと見に行けそうにない。すごく残念。

2002年09月08日 絶対にそんな話じゃない。

昨日「北の国から」を見ようとしたが・・・途中でテレビをつけたまま寝てしまった。結局最後まで「北の国から」を見ることなく番組が終わってしまった。実は、これまで1度も「北の国から」をちゃんと見たことがない。よほどこの番組に縁が無いんだろうなぁ。(逆に見るつもりが無かったのにたまたまテレビをつけたらやってたとかで、何回も見てしまう映画ってのもあるのだが・・・。)

でも、夢のなかで「北の国から」を見た。テレビをつけっぱなしだったから音楽とか台詞が聞こえてきたからかもしれない。

○夢で見た「北の国から」のあらすじ
吹雪のなか、橋の下で誰かを待つ男(なんとなく田中邦衛のような・・・)手にはナイフを持っている。どうやらこの橋を渡ってくる男を殺そうとしているらしい。場面が、「その橋のそばに建っている丸太小屋」に変わる。小屋のなかでは女が毒入りの食事を作っている。女はもうすぐ帰ってくる旦那を殺そうとしているようだ。また場面が変わる。今度は小屋の屋根の上。そこには、今にも小屋に押し入り住人を殺そうとしている泥棒が。場面が変わると、最初に登場した橋。そこを渡ってくる「小屋に住む女の旦那」。この旦那は小屋にいる妻を殺そうと帰ってきたところだった。そのとき全員が同時に台詞を言う「この吹雪がやむ時にはよお〜なーんもかんも終わっているだぁ〜」

なんじゃこりゃ?!あまりにくだらないので笑って目がさめた。

2002年09月07日 通ってきた道

劇団坂口(仮)の公演を見に行く。グッチが大きい体を小さくして受付をしていたのでチョット笑ってしまった。芝居はいつものごとく若さにあふれていた。劇中の主人公たちは「社会を変えようと命をかけて立ち上がる」。

閉塞感からの脱出を試みる主人公たちの姿が、そのまま「この先どう芝居をやっていくのか」と悩んでいる彼ら自身のもがきの様に見えてしまった。確か坂口のメンバーも、そろそろ就職とか卒業とかの時期なんだよねえ・・・。

問題は「次のステップをうまく見つけられるか?」にかかっていると思う。

よくあるのは「高校演劇から始まって、卒業した後にそのときの連中と芝居を始めるが、行き詰まるというパターン」(正直に言うが、ボクもこれやらかしました。20代前半までなんだか高校演劇のノリから抜けられなかった。だって本当に楽しかったから。)でも、いつまでたっても「高校時代の世界」にいたんじゃ、そりゃ先は無いよね。

この頃は「現実に向き合う」のではなく「現実からの逃げ」として芝居をしていたんだと思う。だからお客さんなんか二の次だった。それで「どうして客がこないんだ!」なんて言ってたんだから、ホント今思い出しても恥ずかしくなる。

さすがに20代後半ともなると、いやでも自分で暮らしていかないといけなくなるので「どうすれば現実と向き合いながら芝居が出来るのか?」と言うのがボクの最大の課題となった。で、10年近くあがいて、ようやく今の状況になったというわけ。・・・なんか赤裸々で恥ずかしくなってきたので今日はここまで。

劇団坂口(仮)の子たちがうまく「次のステップ」が見つかるといいのだが・・・。

2002年09月06日 ひたすらチラシの作業が続く

情報面のレイアウトをいろいろ試す。マシンでなんでも試せるってのも考えもんだよね。よほどしっかりしたイメージを持って作業しないと、中途半端なものがどんどん出来上がるばっかりでまとめるのが一苦労だもんなあ・・・。時間ばっかり無駄に過ぎていく気がしてなんだか焦ってしまう。

夜、庄ちゃんからイラストが完成したと連絡が入る。さっそく受け取りマシンに取り込んで色着けを開始。画像を拡大してそれぞれを塗りわけてく。

ひたすらチラシの作業が続く。

2002年09月05日 庄ちゃんとチラシに載せるイラストの打ち合わせ。

いつもの様にボクが「このキャラの絵はトホホって雰囲気に・・・」なんてすごくアバウトな注文を出すのだが、庄ちゃんはすぐにペンを出してその場でササッとラフなスケッチを書き「大塚さんの言う感じってこうですか?」と見せてくれる。

これがもう見事なくらいイメージ通り「トホホ・・・」って絵になってるんだよねぇ・・・。さすが庄ちゃん、どんな細かいニュアンスの注文を出してもきっちり注文通り、いや、注文以上の絵に仕上げてくれる。さすがプロは違う。

夜はBSで放送された黒澤映画「悪い奴ほどよく眠る」を見た。じつは同じ時間帯にテレ東系の「木曜洋画劇場」でも「35周年記念」と銘打って映画を放送していたのだが、記念映画が超B級バイオレンスアクション「ヴァンパイア 最期の聖戦」だったので笑ってしまった。さすが「木曜洋画劇場」!この枠で放送される映画といえば、「ブロンド美女殺人なんとか」とか、「女囚刑務所なんとか」みたいのばっかりだもんね。

最後の解説(のようなもの)で「あなたの心に何が残りましたか」なんて聞かれても「別に」としか答えられんもんなぁ・・・。

2002年09月04日 チラシ表のデザインがほぼ完成

明日はイラスト担当の庄ちゃんにイラストを発注する日。明日の打ち合わせに向けて、チラシデザインの最終稿を仕上げる。表側のイラスト面はだいたい全体が見えてきた。

問題は情報面のデザイン。今回は、開場時間を変更することやチケットに入場順位番号をつけることなど、情報がたくさんあるので「いかにわかりやすくレイアウトするか」が課題。きっと変にデザインに走らずに、文字のフォントとサイズに気をつけてシンプルにしたほうが良いんだろうな。

2002年09月03日 コラムは観覧車について

観覧車の取材で福岡市動物園へ(実は動物園に小さな観覧車があるのだ)。今回はこの小さな観覧車の歴史を探る取材だった。

動物園は平日ということもあって人が少ない。取材で一緒だった編集A氏と観覧車に乗ったが他の客はゼロだった。

昼間っから男2人が「貸しきり状態」で観覧車に乗ってるなんて、ハタから見るときっと変な光景だったろうなぁ・・・。

2002年09月02日 次回公演の打ち合わせ

11月公演の打ち合わせでクラブバクーへ。8月公演のお客様のアンケートを踏まえて変更する点を確認する。「全席禁煙にする」「食事の注文をゆっくり出来るように会場時間を30分から1時間に延ばす」など。

あと「いい席を確保するためには開場前に1時間以上並ばないといけなかった。」という状況を改善する方法について相談する。当日に整理券を発行しようかとの意見が出たが、そうすると今度は「整理券待ちの行列」が出来ることになるのでは、となかなか意見がまとまらない。

「チケットに入場順位番号をあらかじめつけておいて、当日は番号順に入場してもらう」というのが1番良いのではないかと言う事になった。

2002年09月01日 夢の遊民社に在籍していた役者Hさんの話

今日の新聞に「コンビニの袋をリサイクルして帽子を作る」という記事が出ていた。これを読んだら、今からもう10年以上前のことになるが、芝居の本番中におきた「ある事件」を思い出した。

当時、東京で芝居をしていたボクは「夢の遊民社のHさん」という役者さんと一緒の舞台に出ていた。たまたま学生時代に「Hさんと同じ作品の同じ役」をやったことがあったボクは、そのことがきっかけで話をしてもらえるようになり色んな事を教えてもらった。遊民社のこと、野田秀樹のこと、役者としての心得など。今でもやっている発声練習とかはこのHさんから教えてもらったものだ。

このHさんが、ボクが思い出した事件の主役だ。

その日、いつもの様に本番が進んでいた。Hさんは相変わらず魅力的でお客様の心をわしづかみにしている。事件は途中の早変わりの場面で起こった。全員が同じ格好でダンスをする場面なのにHさんの帽子だけ無いのだ。「全員同じ」がウリの場面なので1人だけ帽子が無いなんて考えられない。小道具担当をはじめ舞台裏にいた人間は大騒ぎになった。(もちろんボクもどうすることも出来ずにあたふたしていた。)誰もがもうダメだと思ったとき、そのHさんは何と「スタッフがおにぎりを入れていたコンビニの袋」を取り、それを裏返して丸め、頭にかぶって舞台に飛び出していったのだ!その姿を見て、正直みんなあっけに取られていた。

ところが!そのときの公演を会場から見ていたスタッフの話では、Hさんはいつも以上にノリノリで、まさか無くなった帽子の変わりに「コンビニ袋を裏返した代用品」をかぶって登場していたなんて気がつきもしなかったとのこと。もちろんその公演のアンケートを見ても観客は誰も気づいていないようだった。

誰もが慌てて帽子を探し、帽子が見つからない時点であきらめかけていたときにコンビニの袋をかぶって飛び出す・・・。こんな発想ボクは出来ない。これには参った。心底参った。この事件以来、ボクは役者に1番必要なものは「いかに自由に発想出来るか」だと思っている。