大塚ムネトの超不定期日記(2004年8月) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
|
|
昨日の台風で九州ウォーカー用の写真撮影が中止になった。もしかしたら今日に変更かもという事だったが、みんなのスケジュールを調整した結果、明日撮影という事に。というわけで今日もひたすら脚本作業。 何だか「終わらない宿題」みたいだなぁ・・・トホホ。 |
|
今日は「南太平洋の香り」という入浴剤を入れてみた。袋には「実際にはミントの香りです」と書いてあるがそんな事関係ない。お湯が青く染まっただけで良いのだ。で、青いお風呂に入りながら、最近ハマっている「パイン&ナタデココゼリー」を食べる。 「青い水面にパイナップル」・・・なんか南太平洋って感じでしょ。 |
|
ずっと家に閉じこもっているのが辛くなってきたので夕方出かける。まあ出かけるといっても、近所のコンビニで食料を仕入れるだけなのだが、「外に出る」というだけで楽しい。 これが「出所した感じ」かな・・・って、たった3日こもっただけで参っているボクを許してほしい。もちろん買い物を済ませたあとはすぐに帰宅。で、引き続き脚本。 もうちょっとなんだけどなぁ。 |
|
みんなは作業中だが、引き続き家にこもらせてもらう。(悪いとは思いつつも)今日は電話にも出ずに「頭の中にひろがる世界」に没頭する。で、芝居の最初から順番に頭の中で上演してみたが・・・やっぱりどの場面も必要で、なかなか切れない。 それどころか、新しい場面が浮かんできて楽しくなってしまう。いかん、いかん、これ以上長くしてどうする。 |
|
毎日何かしらの打ち合わせがあったので、こうして集中するのは久しぶり。今日は1日中、コンパネ机に並んだメモを眺めながら唸っていた。 今回の問題点は「あきらかに長い事」。 元々あった「南国から来た寒いヤツ」の脚本に別の話を合体させたから、「そりゃ長くなるに決まってるだろう!」と自分でもわかってるんだけど・・・せっかく廻り舞台も復活するし、出演者もたくさんだしと、やりたい事がどんどん膨らんでいるのだ。 でも・・・もう削らないとなぁ。 |
|
9月から市内の専門学校で演技を教える事になっている。今日は授業内容についての打ち合わせ。昔は「教える」なんて全然興味なかったのだが、財団のワークショップで「初心者と芝居を作る」のがすごく楽しかったし、「教える様で、実は自分が教えられた事」もたくさんあってすごく刺激になったので、今回の話を引き受ける事にしたのだ。 今年になって「役者の喜び」にあらためて目覚めたところなので、演じる楽しさを伝えたいと思っている。 夜はアクティブハカタの伊集院さんと食事。テアトル時代の事など、これまでの事を色々話してくれた。「表現を仕事にしている先輩」に話を聞けるのはとてもありがたい。参考になるし、何より励みになる。今日はエネルギーをたくさんもらったなぁ。 |
|
昼から天神の某代理店で「ある事」の打ち合わせ。今日の話し合いで、代理店側は実現に向けて動く事になったので、とりあえず1歩進んだという感じかな。23日にも書いた通り、各方面に協力をしてもらっているので、その調整が大変なのだ。 夜は11月公演に向けてのギンギラミーティング。今回は客演で色んな方が出演するので、すでに決まっている出演者の話や、今進めている「ある計画」について説明。追いこみ中の脚本についても色々話す。 |
|
夕方までにDM用の挨拶文を仕上げて赤坂の印刷所へ入稿。帰りは警固の「かりん塔」によって晩ご飯。普段不規則な分、この店に来たときは体に良いものを食べるように心がけている。で、「脚本が進みそうな食事を」とおまかせで頼んだら、ゴーヤと豚肉を炒めた「いかにもスタミナがつきそうな料理」を作ってくれた。 馴染みの店があるというのは本当にありがたいことだ。 |
|
午後から打ち合わせが続く。最近ずっと打ち合わせが続いているが、全ては、11月公演で「あること」を実現したいから。これがねぇ・・・微妙な問題も含んでいるのでなかなか簡単にはいかないんだよねぇー(というわけで、具体的なことは書けない)。まあ、各方面と意見調整をしながら少しずつ話を進めるしかないか・・・。今日のところは「とりあえずの方向性」を決めて打ち合わせは終了。 夕方からは天神でチラシの版下確認。天神で打ち合わせというと、新天町そばの「ひよ子直営喫茶店」でやることが多い。今回も店の中でチラシをひろげて最終確認。「ひよ子でひよ子侍」というわけ。そりゃあ店員さんも何事かと見るよね。 |
|
お蔵出し公演に近藤さんと勝山さんが来てくれたので、お礼も兼ねてイムズの「ビッグ・ウエンズデー」を観る。近藤さんが率いる男たちの「かっちょいいダンス」と、おバカなネタ(「ロバートの話」が最高)の組み合わせは見事だった。まるで夕日のような照明の中、シルエットで見せる近藤さんの後ろ姿にしびれたなぁ。 終わった後は楽屋で近藤さんと話す。色々話しているうちに実は近藤さんが足を痛めていたことを知り、舞台では全然そんなことを感じさせなかったので「さすが」と感心。 公演の後は8Fアルティアムのウルトラマン展へ。ウルトラグッズで一杯の会場を観て「ずっとこのままだったらいいのに・・・」とアルティアムの知り合いに話したら笑われた。 |
|
今日の昼が締め切りなので、徹夜でチラシを仕上げる。いつもだとヘロヘロになってしまうところだが、今日は全然平気。だって今日は、月に一度の「野球の日」! 昼から雁ノ巣のグランドに全員集合して、みんなで大騒ぎする。 「野球をする」と書かずに、あえて「大騒ぎをする」と書いたのは、ボクも含めてほとんどが初心者なので全然野球らしくないから。たまにカッコイイプレーがあると「おお、今野球っぽかったよねぇー」とみんなで感動するぐらいだし。もちろん終わった後は居酒屋で乾杯。 久々に1日中走り回ったなぁ。 |
|
13日の日記に書いた「秋の某企画」というのは、きららが中国公演をするという話。上海の国立上海戯劇学院主催「第3回国際演劇フェスティバル2004」で11月の27・28の2日間「ほね屋」を上演するのだ。 で、「ほね屋」だから、当然ボクも一緒に行くことになっている。 11月の嘉穂公演が終わり次第、熊本で稽古をして一緒に上海に行くというスケジュール。久々に役者に専念した舞台を、こうして何度も演じることが出来るなんて本当に幸せだ。 さらには新春1月に東京のアリスでも「ほね屋」の公演が決まっているのでワクワクしてしまう。 |
|
11月公演に、あんみつ姫のとまとママが出演することはすでにこの日記で発表したが、福岡吉本の華丸・大吉コンビも出演が決まっている。 今日は天神某所にある吉本事務所で打ち合わせ。ボク、石川さん、事務所の所長、担当マネージャー、華丸・大吉コンビの6人で中身について色々話す。漫才はもちろん、ボクがやって欲しいことを色々話したら、どれも喜んでOKしてくれた。 というわけで、11月の準備が着々進行中! |
|
今週末がチラシの入稿日なので諦める。 先日の日記にも書いた通り、チラシの表側は元のデザインを生かしているので、そんなに時間はかからないのだが、問題は裏の情報面。なにしろ11月は「ギンギラ史上最大規模の公演」なので、キャスト・スタッフの表記確認だけでも大変なのだ。 制作からの確認メールを待ちながら、ひたすら作業が続く。 |
|
11月の嘉穂公演で「ギンギラバスツアー」やろうかという話があったが、諸事情によりボツになったと言う連絡があった。まあ、11月はあくまでも公演がメインなのでそんなに気にしていない。 どうせバスツアーをやるなら、例えば「中洲の玉屋さんといく博多歴史ツアー」とかの方が面白そう。ちゃんとバスが行く先々にはキャラが待っていてちょっとっした芝居を観せる。 実際の街をバスでめぐりながら「天神開拓史」を上演するってのも面白そうだよね。 |
|
11月公演で殺陣を担当するのは、無限塾という劇団を主宰する脇坂さん。5月に旗揚げ公演を観て、あまりに見事な殺陣シーンに感動して協力をお願いしたのだ。プロデューサーの石川さんや、ギンギラでいつも殺陣指導をしてもらっている次賀君など、知ってる人が関わっている劇団なので話はすぐに決まった。 今日は午後から無限塾の稽古をのぞきに行ったが、殺陣の稽古などは見応え十分。次賀君は「まだまだですよ」なんて言ってたけど、そのまま本番でもいいぐらい。それぞれが木刀を持って練習している姿を見て、ボクも「マイ木刀」が欲しくなった。 これは11月の殺陣シーンが楽しみだ。 |
|
一緒に芝居をやったときには、いつも大王のところに泊まっていた。福岡にいるときは大王が宿泊しているホテルで朝まで話して、大阪で芝居をやるときは大王の家に泊まってやっぱり朝まで話していた。モンティパイソン、マニアックな映画の話、プロレスの話だけは守備範囲ではなかったが、それ以外はビックリするぐらいに「共通のおもしろネタ」で語り明かしていた。 もちろん芝居の話も延々とやっていた。「悲しい場面を書くときは、泣きながら書いてることがある」とボクが告白したら、「それわかるよ!」と、盛り上がったのを憶えている。 今日も「ある場面」を書いていたら、泣けてしょうがなかった。自分で考えといて変かもしれないが、あまりにも悲しい場面なので仕方がない。うん、切なくて良い場面が出来たぞ。 |
|
ここ数日の間にギンギラのミーティングをやろうと思っていたが、立石さんから「みんなお盆で全然集まらない」との連絡が入る。 「そうかー・・・家でじっとしているのはボクだけかぁー」と、ちょっといじけつつ脚本作業。途中気晴らしにメールのチェックをしていたら、知り合いのプロデューサーから「今打ち上げで飲んでます」とのメールが来ていた。 今日が楽日だったミッドサマーの打ち上げをホテル海の中道でやっていて、後藤”大王”ひろひと氏と一緒に飲んでいるとのこと。「また一緒にやりたいね」との大王からの伝言つきメールだった。 もしかして家にこもっているのはボクだけか? |
|
きららの池田さんから「秋の某企画」について相談の電話があった(企画の中身については、まだきららのHPでも発表されていないので内緒)。しかし、今では当たり前になっているが、こうして池田さんと具体的な話が出来ているのが嬉しい。 「ぜひ公演に参加させて欲しい」と言っていたのが、ちょうど去年の今頃。去年の日記にはこんな事を書いている。 ・・・「何か一緒に出来たらいいよね」という話になった。まだ全然具体的には決まってないが、「一緒にやろう」という気持ちを持ちあえばきっと実現すると思うので、これからが楽しみだ。(去年8月23日の日記より) ちょっと大げさだけど、「実現させるんだ」という信念があれば、物事は望んだ方に進んでいくと信じている。で、「よーし、脚本だって、うまくいくさ」と、追い込みでへこんでいる自分に言い聞かせてみた。 |
|
11月公演のチラシは、去年中止になったチラシのデザインを「あえて残しつつ」宣伝文句などを修正しようと思っている。今日は脚本を書いたり、デザイン修正をしたりと、何となく両方をしながら過ごす。 夕方から天神の西鉄本社でイベントの打ち合わせ。今年も電車の日に筑紫車両基地で「天神開拓史短縮版」を上演することが決まった。 打ち合わせの後はバッティングセンターに集合してひたすら汗をかく。今日もビールがうまかった(あ、もちろん脚本があるから一杯しか飲んでないからね・・・ホントだよ)。 |
|
装置のイメージもどんどん膨らましている。最終的には予算との兼ね合いになってくるが、だからといって最初から現実的なラインを考えるのはつまらない。せっかく舞台が回るんだし、お客様をビックリさせたいもんね。 今日はあんみつ姫で制作会議だったが、ボクが途方もないことを言いはるので、立石さんも石川さんもちょっとあきれてたみたい。 ああ・・・今ボクの頭の中にある「壮大な話」を「壮大なセット」で上演できたら、どんなに楽しいだろう。 |
|
11月の脚本が壮大なモノになっている。どのエピソ−ドも「笑えて泣けて」と言うことナシ。問題は上演時間。このままだと一体何時間の作品になる事やら・・・。 いい加減まとめないといけない時期なのだが、せっかくキャラたちが頭の中でどんどん喋っているので、もうしばらくは自由にさせてようと思う。 この「お話作り」が1番楽しい。 |
|
帰ってきたのは朝7時頃。いつもだとこのまま「強制休養」をとって各方面に迷惑をかけてしまうのだが(ホントごめんなさい)、今日は仮眠をとって昼過ぎにはちゃんと起きる。で、天神で打ち合わせをして、帰ってきてからは脚本作業の続き。 「あれ?やれば出来る子だったのか・・・」と、ちょっとだけ自分を褒めてみた。 |
|
今日の2回で「日下部君が作り出した世界の住人」として過ごすのは終わり。自分の役を演じるだけでなく、ガヤで登場して暴れたり、みんなで歌ったりと、本当に楽しい舞台だった。 制作の話では、動員も過去最高だったとのこと。 最後の挨拶でリッキーが「次の10年に向けて頑張ります」と言っていたが、今回の公演はきっと次につながっていくと思う。 |
|
昼公演がスタートだと、1日があっと言う間。今日の本番は一気に駆け抜けた感じだ。2回とも「自分の役割」はしっかり果たせたかな。 公演後に何人かで飲んでいたら、リリパット・アーミーのわかぎさん、朝深さん、コングさんが合流。河原君と上瀧君がリリパの公演に参加していたので、今回わざわざ観に来てくれたとのこと。義理堅い話だよねぇ。 福岡ではすっかり「年寄りチーム」にされてしまうボクだが、「歳なんか関係あらへん!」と大阪パワーを炸裂させて騒いでいるリリパの方々が嬉しくて、ボクも一緒に騒ぐ。 |
|
夢天神ホールで仕込み。自分の公演だと、かぶりモノを仕上げているところだが、今回は「役者のみでの参加」。久々にみんなと一緒になぐりを持って舞台セットを建てる。 昼過ぎにはセットも完成し、ほぼ予定通りに夕方からゲネプロ。 まあ色々ハプニングはあったが、「役として存在する事」に集中出来たので、今日のゲネはとても楽しかった。 さあいよいよ明日から、轍10周年公演「ひびきの石」が本番だ。 |
|
市民会館の稽古場に行こうと須崎公園で信号待ちしていたら、後ろから「あーもう、赤信号って渡りたくなるよね」と、いきなり話しかけられた。ビックリして振り返ると、モヒカン頭の小学生男子がボクを見ている。 「見た目」が強烈の上に、「ため口で話しかけて来て、堂々とこっちを見ているチビッコ」に衝撃を受けてしまった。ヤツ(チビッコ)のあまりの貫禄に、不覚にも「うん、そうだねぇ・・・」と返事をしてしまったよ。 なんか一瞬、ヤツ(チビッコ)に「人間として」負けてしまったような気がする。 |
|
石川支配人と一緒に嘉穂劇場へ。お会いするたびに英子社長が元気になっているので嬉しい。本格復活した喜びが「会うたびに」伝わってくる。 劇場内をのぞくと、花道を仕上げているところだった。工事の方から「スッポン(花道にある、奈落から役者を押し上げるセリのこと)に乗りますか?」と声をかけてもらったが、恐れ多いのと楽しみは本番にとっておきたい気持ちから丁寧にお断りする。 チケット発売日など着々と話は進んでいる。もうすぐ発表できると思うのでお楽しみに! |
|
今回の芝居で何カ所か長ゼリフがある。長ゼリフと言えば役者の見せ場。しくじることが許されない緊張感と、うまく演じきったときの快感がたまらない。 という事は、失敗したときのダメージも大きい。ホントへこむよ。 で、今回の公演で、長ゼリフがある役者何人かと「1番出来が悪かったヤツがその日のビールをおごる」と言う、長ゼリフ対決をすることにした。 通しが終わった後はお互いの出来を報告し、それだけではただのゲームになってしまうので、お互いの演技で気がついたことをアドバイスしあう(イメージしているのは切磋琢磨って感じかな)。 ちなみに今日のビールはボクのおごりだった・・・トホホ。 よーし明日こそ演じきってみせるぞ! |
|
今日は市民会館で通し稽古。いよいよ8月に入ったのでみんなも気合いが入っている。 衣装や小道具を確認しながらの通しだったが、ボクとしては「今日が本番」ぐらいの覚悟で演じた。 後は家で自主練をしてセリフの精度(つまり「かむなよな」ってこと)を上げて、本番に臨むだけ。ああ、この「役者としての緊張感」がとっても幸せ。 |
|
稽古前にパピオの大道具室に行ったら、某劇団の主宰が一人で小道具を作っていた。彼とは何となく挨拶をするぐらいだったが、小道具を作る姿が「かぶりモノを一人で作っている自分」とダブってしまったので、思わず声をかけてしばらく話し込む。 で、話してみたら、なかなか熱い「気持ちのいいヤツ」だった。 どうせギンギラだけで365日芝居を出来るわけでもないし、若い連中がどんどん出てきて盛り上がるならそれが1番だ。 |