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大塚ムネトの超不定期日記(2002年7月)
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2002年07月31日 セリフ覚えと基礎演技力

ボクの場合セリフは「家でひたすら反復練習」して覚えている。一字一句間違えずに言えるまで本当に何度も何度も(時には徹夜になるぐらい)繰り返し一人でしゃべって覚えている。セリフの覚え方は役者によって様々で「ひたすら書いて覚える」とか、「何度も実際に稽古しないと覚えられない」という役者もいる。

今までで1番驚いたのは大阪で遊気舎の役者さんと一緒に芝居をしたときのこと。何と脚本を渡された翌日にはもうセリフを覚えていたのだ!いや、このときはあせった。だって脚本をもらった翌日に、もう役者がセリフを覚えてるなんて思いもしなかったもんね。ボクも仕方なく脚本を持たずに練習したが、もうボクだけセリフがボロボロ。悔しいやら情けないやらで、その日の夜に徹夜して覚えてようやく練習に追いついたのだった。しかし大阪の役者さん達はすごかった。脚本もらった翌日にもうセリフが入っていて、2,3回の練習で演出の要求に見事にこたえるし・・・。演出の後藤さんは「役者がすぐ出来るからつまんない」なんて言ってたが、それってものすごいことだよね。なんだろう・・・役者の基礎体力というか基礎演技力が、高いと言うことなのかな。まあ、大阪の役者がみんなこうだとは限らないが、少なくとも「上には上がいる」と言うことを肌で感じることが出来てボクにはスゴク刺激になった。

2002年07月30日 バクーで最終打ち合わせ

今日はバクーで打ち合わせ。メンバーはボク、照明の権藤君、音響のTK、車の運転兼見学の中村タクジの4人。会場を見て、まず最初にみんなから出た感想は「ここカッコイイですよね!」という言葉。

うんうん、みんなの気持ちはよくわかる。ボクも初めて下見に行ったとき、一目で会場を気に入ったもんね。出来たてだし、最新の設備だし・・・ほんとバクーって「やる気になるホール」なのだ!

2002年07月29日 「西鉄100円バスもなか」製造元の二鶴堂に取材に行く

何と二鶴堂の社長さんに直接話を聞けることになった。おかげで、もなか誕生までの苦労話や会社の創業の話など、おもしろい話をたくさん聞くことが出来た。

最初は「九州ウォーカーのコラムを書くため」ということでの取材だったのだが、いろんな話をしてくれるので、どさくさで次回作「和菓子モノ」の取材もさせてもらうことに・・・。

ギンギラの脚本を書くときは、必ず作品に取り上げる業界関係者に取材をするのだが、どの業界もおもしろい話ばかり。今回もそのまま芝居に使えそうな話をたくさん聞くことが出来た。

2002年07月28日 「九州ウォーカー祭り」に出演

ソラリアゼファにて、ダイエーさん達を主役にした約5分ほどの超ミニミニライブをやった。本当は、もっと長い作品を上演するはずだったのだが、イベントのスケジュールがずれて8月公演の直前になってしまったので今回は超短縮版となったのだ。

4時に会場に集合して準備に入り5時20分から5分の本番をやって夕方6時前にはすべて終了。

去年ウォーカー祭りのイベントに出たときは、「終わったあとにビアホールで打ち上げ」というすばらしいスケジュールだったが、今回は公演直前なのでこのまま稽古場へ・・・トホホ。

たとえ5分の作品でも、終わったあとはやっぱりビールで乾杯したかったなぁ・・・。生ビールをジョッキでぐびぐび飲んで「プハー」って言いたかったなぁ・・・。

2002年07月27日 バクースペシャル

ギンギラの芝居では、上演する会場にあわせて「その会場でしかできない場面」というのを必ず作るようにしている。もちろん今回は「クラブ バクー」でしか出来ない演出が盛りだくさん。

今日立ち稽古をしたクライマックスシーンは特にバクーでしかできない仕掛けで一杯。ただし、役者の大半がまだバクーに行ったことがないので、まず会場の構造を説明するところからの稽古となった。

2002年07月26日 新作ルパンを見て思う

今日は稽古が休みだが、もちろん観に行く暇なんかない。かぶりモノをひたすら作る。

夜にテレビでルパン三世の新作を放送していた。「旧ルパン」と「カリオストロの城」、あと新ルパンでは宮崎駿が監督した2話「死の翼アルバトロス」と最終回「さらば愛しきルパン」しか興味がないのだが、今回の話はルパンや次元がまだ知り合う前、つまり大好きな「旧ルパン」につながる設定だったので、ちょっと気になって見ることにした。

作品はまあまあの出来だったが、そんなことより声優のことが気になってしょうがなかった。だって、「いつもより更に若い設定」なのに、メインキャラの声が全員ふけているのだ!!まあ、初めて「旧ルパン」が放送されたのは今から30年以上前のことなので、声が老けているのは当然なのかもしれないが・・・。
銭形警部なんか「もう若い声を出そうにも、年をとりすぎてムリなんじゃ・・・」と言う感じで、スゴクさびしかった。おなじみの「ルパ〜ン!」と言う叫びに力強さが全然なかったんだよなぁ・・・。

あと、亡くなった山田康雄のかわりにルパンの声をやっている栗田貫一も、最初の頃はちゃんと「山田康雄版ルパン」のモノマネをしていたけど、最近はすっかり「自分流ルパン」にしているし。(まあ、演じる役を自分のモノにしたい気持ちも分からないではないけど・・・)

何だかもやもやしたのでDVDの旧ルパン第1話「ルパンは燃えているか・・・・?!」を見て寝た。

2002年07月25日 情熱を取り戻す方法は1つ!

コンビニでタカラから発売されている「食玩スターウォーズ」を発見。とりあえず棚に並べてあった分を全部買う(7個で2、100円)。中身のオマケは全部で5種類。家に帰って開けてみたら4種類まで揃ったの大喜びする。7個買って4個揃えば文句はない。別にダブった分だって、いずれ改造とかするだろうし、うん、ナイスな買い物だった。

・・・と、いつもだったらここで終わりのはずなのだが・・・どういうわけか、一瞬「どうしてボクはこんなにスターウォーズを買うのだろう?確かにオマケはよく出来てるけど、どれもすでに持っているモノばかりじゃないか・・・同じモノをこんなに買ってどうするの?」と冷静になって自問自答してしまった。一体どうしたことだ!「理屈じゃなく好きだから好きなの!」で済んでいたはずなのに、一瞬むなしくなった自分に驚く。

いかん!スターウォーズエネルギーが切れかかってるのかもしれない。ボクがエンターテインメントに目覚めるきっかけになったスターウォーズエネルギーが切れたら大変だ!このままでは8月の本番に悪い影響が出るかもしれない!

「こうなったら早くエピソード2を観に行ってエネルギーを充填しないと!ボクのパッションが・・・!」

どうでしょう?こんな理由なら稽古をさぼって観に行っても許してもらえるでしょうか?

2002年07月24日 稽古場にて

今日はコガキョの後輩が稽古を見学にきた。後輩と言っても某N高校の現役高校生なので「随分離れた後輩」ということになる(・・・って、コガキョに言ったら怒られた)。高校の演劇部に入っているとかで、「お芝居の参考に」と見学に来たらしい。「いきなりギンギラでいいのかなあ?」とちょっと不安になったが、「まあ見たいって言うんだからいいか」といつも通り稽古を始めた。

すると、この子が稽古を見ながら何かを必死にメモっている。立ち稽古の途中で「ダメ出し」している時にメモっているのは、まあ「もしかしたら参考になるかもね」とボクも思うからいいんだけど、どうもよくわからない時にも一生懸命にメモっていたのがすごく気になった。義太郎がマジボケで稽古場を笑わせていた時にもメモっていたのだが・・・一体何を書いていたんだろう。「稽古場は楽しく!」とか書いていたのかなあ・・・。

この後輩は、最後に「ありがとうございました。それではさようなら」ときちんと挨拶をして帰っていった。最後に「さようなら!」なんて、随分言ってないなあ・・・。いつも「んっじゃあ・・・」とか「ういーす・・・」とか、「何だかわからない言葉」で挨拶してるもんなあ・・・。久々の「さようなら!(もちろんしっかり元気よく)」と言う言葉が新鮮に聞こえた。さすが現役高校生。

試しに今日の稽古終わり、松ちゃんに「さようなら!」と元気よく言ったら思いっきり気持ちわるがられた。当たり前か、言ってるボクも恥ずかしくなったもんね。ボクには「ういーす」のほうがいいや。

2002年07月23日 二次元派?それとも3次元派?

先週から課題の人形を作りはじめているが、デッサン通りにいかないのは先週も書いたとおり。どうやらボクのデッサンはきちんと立体がとらえられてないようだ。自分でも「頭の中でとらえている立体のイメージ」が絵に反映できていないのがわかるもんなあ。なんかねえ、ボクのデッサンは「ぺたー」っとしてるんだよね。どうも立体じゃない。どうしてかなあ、頭の中ではつかめている立体の感じが何で絵に出来ないんだろう・・・。

以前デザインをしている人と話したことがあるが、その人は逆に「絵は描けても立体に出来ない」といっていた。もしかしたら「2次元」が得意な人と、「3次元」が得意な人というのがあるのかもしれない。

例えばボクの場合、かぶりモノを作るとき設計図なんか全然書かない。先に完成した形が頭の中にあるので、そのイメージに合わせてカッターでパーツを「いきなり」切り出して作っていくもんなあ・・・。間違いなくボクは「3次元派」と言うことになるんだろうな。

2002年07月22日 次はかぶりモノ!

新作になると、まず脚本を書くのでフーフー言っているボクだが、新作と言うことは当然、かぶりモノも新しいやつがたくさん登場する。とにかく今回は「バス」をたくさん作らないといけない。

今日は1日中ひたすらかぶりモノを作っていた。


2002年07月21日 立ち回り

すっかり作品が「任侠モノ」にかわったので当然「立ち回り」のシーンが何カ所かある。きょうは「立ち回り」をどうするかみんなで相談しながらの稽古だった。いやぁ、立ち回りって難しい。ポーズが決まらないと格好悪いのバレバレだし・・・。

夜中にCSのディスカバリーチャンネルで「ブルース・リーの生涯」をやっていたので、何か立ち回りの参考になるかと思ってみていたが、もうブルースの動きが早いの何の・・・。参考になるかもなんて思ったボクがバカだった。でも、思い切って今度演出をつける時に「ほら、そこはブルースみたいに素早く!!」って言ってみようかな。

きっと「じゃあ、まずは大塚さんがやってみて下さいよ!」って、みんなからツッコミが入るだろうなあ・・・やっぱりやめておこう。

2002年07月20日 稽古場の何げない会話より

休憩中に、なぜか手品の話になった。そうしたら「幸薄い役をやらせればギンギラNO.1の」やっちゃんが「昔、手品のアシスタントのバイトをしたことがある」と話してくれた。

まったく、やっちゃんは不思議な人だ。ボクもいろんな人に会ってきたが、手品のアシスタントをしていた人なんて初めて。で、話を聞いていたら、なんと「箱の中に入って外から次々に剣を刺す手品」をやったことがあるんだって!それを聞いて「おーすげー本格的!」と稽古場は大盛り上がり。どういう仕掛けなの?と聞いたら

「あんなの仕掛けなんかありませんよ。中に入っているあたしが必死に剣をよけているだけです。あ、一回刺さりそうになったことがあって大変でした。」だって!!それを聞いて稽古場は大爆笑となった。

あの、断っておくけど、「剣を刺す手品」の全部がこんな仕組みかどうかはわかりませんので・・・たまたまやっちゃんがバイトでやったところはそうだったと言うことですからね。

2002年07月19日 世界1小さい歯車

をつくる会社が日本にあるとTVのニュースでやっていた。番組では米粒の上にのった歯車の映像が紹介されていた。この映像を見ていたら、別の番組で見たスイスの時計職人のことを思い出した。

その番組に登場した、ある時計職人は、机の端を口でかじって顔を固定しながら作業をしていた。少しでも顔がぶれたら手元が狂ってしまうからだ。その職人は大きな虫眼鏡を使って直径数ミリの歯車を作っていたが、なんと、歯車の歯を特殊なヤスリで1つ1つ削りだして作っていたのだ!なんて気が遠くなる作業なんだろう・・・。

また、別の職人は顕微鏡を覗きながら「たて1ミリ×よこ2ミリ」の広さでの作業を続けていた。その時の作業は、なんと、「0.5ミリの58面ダイヤモンド2000個を時計のフレームに1つ1つ手作業で埋め込んでいく」という作業だった(すごすぎる!!)・・・一瞬でも手元が狂ったら終わり。すさまじい集中力で1つ1つのダイヤを埋め込んでいく。番組を見ているこっちまで緊張感が伝わってきて、思わず息を止めて番組を見てしまったほどだった。

最後に登場した職人は、「時間に正確でありながら、シンプルな構造にする」というのを追求していた。理由は「自分が死んだあとに時計が壊れても、他の人が修理できるようにしたいから」だって。「そうすることで自分の作った時計と共に自分が永遠に生きるのだ。」と語っていた。・・・自分が死んだあとのことまで考えて時計を作ってるなんて・・・・これまたすごいよね。

一流の時計職人が作った時計は、芸術品として「ビックリするほど高い値段」で販売されているが、この番組を見ていたら(僕にはとても買えないが)何となく値段に納得してしまった。だって、1つ1つの時計を作るのに命を削って作ってるのがよくわかったもんね。

2002年07月18日 追加DMがまもなく完成

稽古の時間まで、追加DMのデータ作り。DMのデザインと全体の構成はボクがやっているが、実はボクがフォトショップ(画像処理ソフト)しか使えないので、このHPの管理人でもある藤尾君に、文字をイラストレーターで差し替える作業と、最終的な入稿データ作りをやってもらっている。「イラストレーターなんて、簡単ですよ。」と藤尾君はいうが、フォトショップでも文字の作業が出来るのでついフォトショップで片づけてしまう。ただし、フォトショップで文字を使うと、「画像」として認識されてしまうので、フォントの変更も、改行もできない。しかたなく別にメモを開いてテキストデータで文章を入力して、いちいちコピーしながらフォトショップで文字を使っている。

うーんと、今日の日記って内容が分かってもらえるかな・・・・まあ、とにかく、フォトショップで文字を使うのははめんどくさいって事。

元々ギンギラのチラシって写真を加工して作っていたので、まずフォトショップから覚えてしまったんだよなあ・・・。

で、今は「映像編集ソフト」を使って自分で映画を作ることに興味があるので、イラストレーターを使いこなせるようになるのは、まだまだ先になりそうだ。

2002年07月17日 国際スパイ博物館

というのがアメリカに出来ると今日の新聞に載っていた。この博物館では、アメリカや旧ソ連のスパイが実際に使っていた「秘密兵器」が展示されるんだって!・・・どうもボクはこの「秘密兵器」という言葉に弱い。

小さい頃からこの手の道具を紹介する本を集めているが、一番のお気に入りは、同朋舎出版の「ビジュアルディクショナリー特殊部隊」って本。この図鑑では古今東西の秘密兵器がカラー写真付きで紹介されている。

例えば、第二時大戦中にイギリスのスパイが持っていた「おしっこをかけると地図が浮かびあがるハンカチ」とか、「一見ただのマッチだが中に磁気を帯びた針が入っていて水に浮かべるとどっちが北かわかる秘密コンパス」とか・・・紹介されているのは、もう読んでいてワクワクするモノばかり。

新聞の記事でもいくつか紹介していたが、ボクが気に入ったのは旧ソ連の女性スパイが持っていたという秘密兵器「死のキス」。まずこの名前がいいよね「死のキス」だって!・・・まんまスバイ映画に出てきそうだもん。さて、この「死のキス」ってどんな兵器だと思う?なんと、小さな口紅型の小型拳銃の事でした。

この博物館では、見物客を隠し撮りして、その撮った写真を出口で渡す「スパイ監視体験」ってのもあるらしい。「そんなことしていいのか?」とツッコミを入れつつ、かなりこの博物館に行きたくなってしまった。

2002年07月16日 無謀な挑戦は続く!・・・のか?

今日は博多人形講座の日。夕方からの講座に備えて、人形のデッサン。この講座では約1年かけて一体の人形を作るのだが、まずは「どんな人形を作りたいか」デッサンしなければいけない。どんな人形を作るかかなり迷っていたが(もちろん最終目標は「ギンギラキャラの人形を作ること」だけど・・・)

まずは技術を学ばないといけないので「歌舞伎モノ」と呼ばれる、歌舞伎の演目を題材にした人形を作ることにした。選んだのは、歌舞伎一八番「暫(しばらく)!」に登場する鎌倉権五郎景政(かまくらごんごろうかげまさ)。資料の本を何冊も買ってなんとかデッサンを仕上げる。

「さてデッサンも出来たし・・・」と、すっかり完成した気分になっていたら・・・・これが実際に粘土と向き合うと、全然デッサンの通りにいかない。人形師の先生方には「ほーしばらくをつくるとね!!」と笑われてしまった。なんだか「そんな難しい題材は未経験者には無理だと思うよ・・・」って雰囲気だったなあ・・・。

やばい!!「まさかの新作」だけでもへとへとなのに、更に無謀な挑戦を始めてしまったかもしれない・・・題材を変えた方がいいのかなぁ。

2002年07月15日 プレゼントゲット中!!

プレゼント大会の復活は昨日の日記に書いた通り。今日から、各方面に連絡して「プレゼントする品物の提供」を頼む。もちろんギンギラオリジナルグッズも用意するが、プレゼントだもん、多い方がいいでしょ?

さっそく、ある会社から、商品提供OKの連絡をもらう。(何かはもちろん秘密!!)

夜、バクーのHプロデューサーから電話があったのでプレゼント大会の話をしたら、「まかせてください!!」との心強い返事が「間髪入れずに」かえってきた。「そんなこともあろうかと、観覧車のペア乗車券を提供するつもりでした。」とのこと。さすがHプロデューサー、わかってくれている。(今回、数々の問題点を乗り越えてバクーでの公演が実現したのも、このHプロデューサーのおかげなのだ!!)

いつも頼りにしている西鉄ホールの「Nプロデューサー」といい、バクーの「Hプロデューサー」といい、ギンギラは、「ホント出会いに恵まれているなぁ」と思う。

お客様の期待を裏切らないのはもちろんのこと、こうやって公演を支えてくれる関係者の気持ちも裏切らないようにしっかり頑張るぞ!!

2002年07月14日 今回はプレゼント大会も復活!!

今日の稽古で、「8月公演でお客様に喜んでもらうアイデア」について話す。まずなんといっても1番大きいのが(時間もないし、よせばいいのに)「すっかり新作にした。」ということ、これ喜んでもらえるでしょ?

あとプレゼント大会の復活も決定。ドームでやってる頃は、公演が終わった後にプレゼント大会をやってたもんね。さっそく、オリジナルグッズを作ることに(何が出来るかは秘密!)

「せっかく東洋1の観覧車があるんだから、そのペア乗車券かなんかをプレゼントしたら」との意見が女子から出る。ウン確かにそうだ。明日にでもバクーの担当の方に相談してみよう。

さらに、「どうせなら、記念写真大会もしようか」との話になる。ホールでの公演の時に、写真を撮っていたら他のお客さんの迷惑になるので困るが、今回は、途中に「撮影OKコーナー」を作って、楽しくお客さんと盛り上がるのはどうかということになった。

何だか8月公演は、かなり盛りだくさんな公演になりそうだ!(詳しいことは、追加DMを発送することになったので、そのDMをお楽しみに!)

2002年07月13日 「愛と青春のバスたち」あらため・・・

な、なんと、すっかり「新しい脚本」になってしまいました!!

しかし、「再演」って告知しておいて「すっかり新作になってしまう」とは・・・というわけで、タイトルも「愛と青春のバスたち」あらため「西鉄組vs昭和組 路線なき戦い」にかわります。タイトルから分かるように、内容はバリバリの「任侠モノ」!!

ね、ホント全然違う作品になってるでしょう?



2002年07月12日 今日は先行予約の日

夜に連絡が入ったが、金曜の夜と、土曜の1番遅い回が売り切れたとのこと。(一般発売の分は別)他の曜日も順調に8割近く売れている。今回初めての会場なので、ちょっと心配していたが順調な売れ行きにホッとする。良かった良かった。

2002年07月11日 1週間先のこともわからないのに・・・

アメリカのネバタ砂漠に使用済み核燃料の貯蔵庫が出来るかもしれないと今日の新聞に出ていた。もし完成すると、高レベルの放射性廃棄物を25年かけて運んで、約100年間監視した後、長期保存するんだって。

高レベルの廃棄物ということは、きっと何万年も人体に危険な放射能が出るんだろうな・・・。

「この放射能の危険を、何万年もの先の人々にどうやって知らせるか?」という研究についてのドキュメンタリー番組を見たことがあるが、10年20年ならまだしも、ウン万年ともなると、まず、「その時に世界を支配している種が何なのか」を考えるところから始まるんだって!・・・この時点でもうボクの想像を超えている。スゴク楽観的に考えて、まだ人類が世界を支配しているとしても、今度は、その世界で通用している言語が何か分からない。じゃあデザインで「死の危険」を知らせればいいかというと、これがまた難しいんだって。たとえで「どくろマーク」が出てきたが、確かに「どくろマーク」なら死のイメージかなと思ったら、ある民族の間では「どくろのマーク」は「命の再生」をあらわしているんだそうだ。今現在でも「世界共通のマーク」を作れないのにウン万年後の事なんてと、研究者たちはかなり途方にくれているらしい。

2002年07月10日 マックから59円バーガー登場だって!

今日の新聞に「マックがハンバーガーを59円に値下げする」という記事が出ていた。

みんな、ハンバーガーが安いのはいいが、くれぐれもポテトには気をつけろよ!(・・・これは前々回の公演「外食王オムレット」を観たお客様にしか分からない。もちろんここでは教えない。)

この記事の他にも、博多座が3年目で持ち直したとか(去年は大変だったのだ!!)、中国のコピーバイクの話。あとタカラから「実際に大人が乗ることが出来るチョロQ」が発売になった記事など、今日の毎日新聞は経済面もおもしろかった。

この実際に乗ることが出来るチョロQは1人乗りで最高速度は50キロとのこと(ただし、運転には普通免許がいる)。「キューノ」という名前で1台129万円なんだって!・・・・うーん、このでっかいチョロQを買うぐらいなら、ボクならダイハツから発売になったコペン(久々のオープンカータイプの軽自動車)を買うなぁ。デザインを見て、もう一目惚れしたもんね。

でも、免許がないボクには関係ないか・・・。

2002年07月09日 今日は「お汐井取り」の日

今日は昼に取材を受けてから博多人形講座へ。教室が櫛田神社の近くとあって、山笠ムード満点。今日は山笠の行事の1つ「お汐井取り」の日なので、「オッショイ、オッショイ」のにぎやかなかけ声を聞きながら博多人形を作る。

博多を満喫の、スゴク贅沢な2時間だった。


2002年07月08日 いよいよクライマックスシーンへ

今ストーリーの中心を走っているエピソードが3つあるが、いよいよクライマックス場面なので、すべてを1つにするときがきた。でもこのまとめるのが大変。今回は上演時間1時間と決まっているので、もしかしたらどれかエピソードを削った方がいいのかもしれない。

しかし、あらためて読み返してみると、まるっきり新しい脚本になっているのでホント驚いてしまう。こんな事なら「バリバリ新作です!!」と告知しておけば良かった・・・。

2002年07月07日 どこまでも、どこまでもスターウォーズと共に!

スターウォーズキャンペーンのくじを引きたくてコンビニへ。そうしたら、何と初めて引いたくじで「映画鑑賞券」が当たっちゃいましたよ!当たったよ!!やったー!!

中学の時に初めてスターウォーズを観て以来、ずっと好きな自分にご褒美をもらったようでスゴク嬉しい。ああ嬉しい!!

「イヤー、やっぱりボクとこの映画の間には何か縁があるんでしょうねえ〜ねえ〜」

と、稽古場でバリバリ自慢モードでしゃべってみたが、「あっそうですか・・・」と、簡単に話が終わってしまった。

もう!せっかくこれを励みに「脚本がんばろう」なんて思ってたのに!

2002年07月06日 おいおい、どこまでやるつもりだ?

前々から脚本の書き直しを進めていることはこの日記でも書いてきたが、どんどんエスカレートして自分の気持ちが収拾つかなくなってきた。「書き手としての自分」は、「よし、このままどんどん書き直していっそ新作にしてしまえ!」と燃えているが、「プロデューサーとしての自分」は、「ちょっと待て!今回のスケジュールでは書き直している時間はないぞ」と燃え上がる火を消すのに必死。

とりあえず、まんまの脚本(一応上演できるように古いネタとかはカットしてある)を作って稽古場へ。1度読み合わせをして「実は書き直しの作業も進めているのだが・・・」と、新たに考えている作品の話をしたらみんなに大受けだった。

・・・そうだよな、今書こうとしているのって、自分でもスゴクおもしろいもんなあ。ただ、「プロデューサーとしての自分」は、「今回は再演って告知してるからいいじゃないか、せっかく新作が出来そうなら時間をしっかりとって次にやればいいじゃないの・・・」といい続けているんだよね。

でも稽古場でのみんなの喜ぶ顔を見たら「ああ、きっとお客さんもこうやって喜んでくれるに違いない」って、思っちゃったんだよなぁ。

2002年07月05日 コラムの取材。今回は「博多包丁」について

この博多包丁というのは明治ぐらいから作られている鉄製包丁のこと。見事な切れ味で「野菜から魚まで何でも1本でOK」なので、別名「万能包丁」と言われている。今ではステンレスの包丁が主流なのですっかり数が減ってるが、昔っから博多で包丁といえばこの「博多包丁」のことだった。今回はこの博多包丁を作り続けて48年の大庭さんという鍛冶職人さんの所へ取材に行った。

むせるような暑さの中、ひたすらに鉄をたたく大庭さん。真っ赤に熱した鉄のかたまりをハンマーでひたすらたたいて形を仕上げていく。機械化がすすみ、今では100円ショップでも売っている包丁だが、ここで作られるのは、機械が作った工業製品の包丁なんかとはわけが違う。

「職人が1つ1つ鉄と会話をしながら作り上げていく芸術品なのだ!」

惚れ込んだボクは1本買うことに。(ちなみに一本7500円)ちゃんと使えば10年以上もつとのことなので、1年当たり750円でバリバリ切れる万能包丁が(しかも職人手作りの逸品)が手にはいるなら全然高くはない。少なくとも食玩お菓子を箱買いするよりは、いいかなと思う。

造形の仕事をしていていつも思うけど、何を作るにしても「いい道具があってこそ」なんだよね。今回の取材は、いい道具に出会えたのでスゴク嬉しい。

2002年07月04日 妙な映画2本

今日も徹夜で脚本作業。朝方CS(ケーブルテレビ)をつけたら、何と朝の9時30分から超B級ゾンビ映画「バタリアン」を放送していた。「おいおい、朝からゾンビはあんまりなんじゃないの・・・。」と思いつつ、ダラダラ観てしまった。心の声は「何回も見た映画だし、今観なくてもいいだろうよ!」と叫び続けていたが、徹夜でグズグズな気分だったので惰性で観てしまったのだ。もちろん映画の最後はみんな死んでおしまい。おかげで、せっかく始まったばかりの1日なのに朝からイヤな気分100%。

まあ自分も徹夜で「起きてるんだか寝てるんだかよく分からない状態」だったので「死んでるのか生きているのか」というゾンビとは似たようなもんか・・・と妙に納得して寝る。

夜は松田優作の遺作となった「ブラックレイン」をテレビで放送していた。高倉健の声を別の声優が吹き替えしているのがスゴク妙な感じだった。(日本人が出演している外国映画をテレビで放送するときによくあることだよね)

今日は妙な映画を2本観てなんかモヤッとしている・・・まさか、風邪でも引いたのかな。

2002年07月03日 どうしてなのか、理由を考えるが・・・

別に何かの宗教に入ってるわけではないので、それがどんな姿をしているのか分からないが、何となく「神様のようなもの」の存在を信じている。

そんなわけで、「人生は偶然の積み重ね」ではなくて、一見偶然に見える1つ1つの事柄には、ちゃんとその出来事が起きる理由がある・・・と信じている。(だから、6月19日の雨も「梅雨だし、偶然だよ」とは、とても考えられない。)

と言いつつも、映画や小説では神も仏もないような皮肉な話が大好きだったりするのだが・・・。ジョン・アービング原作の映画「ガープの世界 (1982/米)」なんか大好きだし(でも見終わった後には、いつもガープの人生の意味を考えてしまうのだが・・・)

実際に僕らが生きている世界には「なにがしかのルール」があると信じているボクにとって、ドイツで起きた飛行機事故は衝撃だった。ご褒美の旅行だったこと、本来乗るはずの飛行機じゃなかったこと・・・。

この運命にどんな理由があるのだろう

2002年07月02日 週に1度のお楽しみ

今日は博多人形講座の日。今日のテーマは先週に引き続き「顔を作る」。ひたすらに粘土でイメージを形にする。ぼんやりとしたイメージで粘土をいじっているうちに「これだ!」という形にたどり着けるのがすごく嬉しい。今日は「笑顔」をひたすらに追求した。人間が笑ったときに、ほっぺたの筋肉がどうなるかとか、目尻のしわとか、口の形とか・・・そのうちボクが作っていた顔は(表情を強調しすぎて)ものすごくでこぼこになっていた。隣の人が作っている顔と全然違うので、「あら、やりすぎたかな・・・」と自分でも思っていたら案の定「デホルメしすぎ」と博多人形師の先生からダメだしを受ける。イメージが形になるのが楽しくてつい調子に乗ってしまった。

「生み出す」と言うことでは粘土で形を作っていくのも、脚本を書くのも「同じ0からモノを生み出す作業」なんだろうけど・・・脚本がなかなか具体的な形にならない今日この頃のボクなので、「イヤでも形になっていく粘土での作業」が楽しくてしょうがない。

2002年07月01日 ひたすらに構成をやり直す日々

あくまでも「ストーリーの基本は残しつつ」新しい場面を加えようとしているのだが、つい調子に乗って「全然違う話」になりそうになったり、壮大な2時間ものになりそうになったり(今回は「上演時間1時間」と決まっている)と、アイデアがなかなか1つにまとまらない。

・・・まあ、おもしろい場面がたくさん出来ているからこその脱線なので、もうしばらく自分の脳味噌を野放しにしておこうと思う。